印章選びについて
印章(はんこ)を選ぶことにあたり、材料(印材)・書体・サイズなど決めていただきたいことが、いくつかあります。
でも、印章(はんこ)を選ぶことってあまり機会がありませんよね?ご安心ください。恥ずかしいことではありませんよ。当店にご来店いただくお客様の大半はご存知ありません。このページでは印鑑選びについて、基本的なことを説明させていただきます。お役立ていただけたら幸いです。
ステップ1
まずは用途を確認しましょう
実印・銀行印・認印など用途によって、おすすめするサイズなどが異なります。
実印は役所に登録するもので、兼用できないようにフルネームをおすすめしています。他の印章(はんこ)に比べて、一番大切なものになりますので、できればご予算をかけていただければと思います。※未婚の方は、将来的に姓が変わる可能性がありますので、名前のみで作成されることもあります。その場合は「名」のみの彫刻になりますので、当店では「銀行印」という商品名になります。実印に使用しても問題はありませんので、ご安心ください。
銀行印はその名の通り、銀行に届出をする印章(はんこ)を言います。実印と同じものを使用する方もありますが、紛失などを考えるとできれば実印とは分けてご購入することをおすすめいたします。一般的には「苗字のみ」「名前」のみで作成される場合が多いです。
認印は、お仕事や宅配便の受取など簡易的に使用するもので、登録や届出の必要はありません。一般的には「苗字のみ」で作成される場合が多いです。
さらに詳しい用途についての説明は以下をクリックしてください
ステップ2
次にご予算に合わせて、「印材」をお選びください。
耐久性や希少価値によって、印材で価格が異なります。例えば、「本柘」は価格は一番お求め安くなっていますが、枠がすぐに欠けてしまうわけではありません。特に実印などですと、人生で使用する回数は限られております。大事にお使いいただければ十分に長持ちいたします。
印材価格は、耐久性と希少価値によって変動しますので、オランダ水牛や象牙は希少価値が高いので価格が高めになっております。もちろん、本柘に比べて耐久性が高いことは事実ですが、ご予算に応じてお選びいただければと考えております。
価格と耐久性などから、費用対効果が良く売れているものは「黒水牛」「彩樺」「オランダ水牛」になります。
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ステップ3
「直径サイズ」をお選びください。
こちらはフルネームですと、それなりの直径サイズが必要になります。男女ともに13.5ミリ以上のものをお選びください。用途と性別によっておすすめするサイズが異なります。それほど価格差は出ないように価格を設定していますので、詳しい説明をご一読いただきお好みで選びください。
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ステップ4
書体とレイアウト(字割り)をお選びください。
実印・銀行印に関しては、あまり読めみやすい書体はおすすめいたしません。紛失時などに個人が第三者に特定されないことが重要です。当店では古印体以外の書体をおすすめしています。ご予算に余裕がありましたら、藤原流篆書をぜひお選びください。一風変わったレトロで味わいのある文字を入れさせていただきます。また、平仮名・カタカナの入るお名前については篆書が存在しませんので、文字を枠に付けてアレンジをする八方篆書(印相体)をおすすめします。
レイアウト(字割り)については、実印3〜4文字ですと2行でタテにお入れします。5文字の場合は3行となります。
銀行印など3文字場合も2行、2文字の場合は「タテ・ヨコ」どちらもお選びいただけます。基本的に文字は縦に長いものになります。また、横棒が多い文字などは「ヨコ」にお入れするのが一般的です。三文判など「タテ」に作っている既製品が多いので「ヨコ」のイメージがない方が多いのですが、まったく問題はありませんのでご安心ください。
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もっと知りたい天章堂・はんこの選び方