印鑑の耐久性

印鑑の耐久性ってどこまで必要なの?

元々丈夫な素材だから印材として利用されています

印鑑の耐久性ってどこまで必要なの?
よく耐久性についてご質問いただくのですが、
実印・銀行印などは滅多に押すことってないですよね。

もともとハンコで使用している材料ですので、
一番耐久性が低いと言われている「柘」でも基本的に十分な強度を持っている材質です。

では心配ない??

なぜ「柘」など木製印材の耐久性が低いと言われているかというと、
朱肉の油分を吸って、凹凸の凸部分(主に枠)が柔らかくなって、
押すたびに摩滅していくからです。
ご使用後にティッシュなどで軽く拭いていただければ、その消耗度合いもだいぶ軽減されます。
この現象はチタンでは別ですが、他の水牛や象牙でも同じです。

ただし個人で使用頻度が高い方、法人印で契約ごとが多い方には上記は当てはまりません。
使用頻度が高いとその分だけ、油分を吸いますし、摩滅もしていきます。

しかしながら多くの方は滅多に捺印の機会は訪れませんので、
耐久性の心配はそこまで慎重にならなくても良いと私は考えております。

印鑑の耐久性ってどこまで必要なの?まとめ

実際に彫っていて、やはり柘よりも彩樺、彩樺よりも水牛、水牛よりも象牙の方が硬いのは確かです。
一生モノの印鑑ですから丈夫であることに越したことはありませんが、ご予算に合わせてお選びいただければ良いと思います。

ちなみに宝石印は石ですから、強度は高くありません。
落としたり、ぶつけたりすると簡単に割れてしまいます。
見た目重視でお選びいただく場合は、ご注意が必要です。

どんな材料でも落としたり、ぶつけて当たりどころが悪ければ枠が欠けてしまったりする危険性があります。
取り扱いにはご注意くださいね。

手書き文字・手彫り仕上げ印鑑 天章堂 公式HP
手書き文字・手彫り仕上げ印鑑 天章堂

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